このウェブサイトは、大分県に現存する築160年の古民家の再生を目的に、この土地に刻まれた歴史を細かく紹介しています。
このウェブサイトは、大分県に現存する築160年の古民家の再生を目的に、この土地に刻まれた歴史を細かく紹介しています。
江戸時代に建てられた神社の鳥居には、その土地を治める大名が寄進して建てられたものがあります。大名鳥居と呼ばれるそれらの鳥居には必ず寄進した年月と寄進した本人の名前が記されています。
大名とは1万石以上の石高を持った領主のことを指すので、5千石だった立石のお殿様は正しくは大名ではないのですが、いわゆる大名鳥居が残されています。
立石に現存する大名鳥居は2ヶ所。立石天満社と馬上八幡神社にあります。
そのどちらにも豊臣の文字が柱に彫られています。
お殿様の名字は木下ですが、姓(かばね)は豊臣です。
三嶋神社にもありましたが、倒壊により平成17年に新しく作り直し、あらためて豊臣の名を刻んでいます。それを加えると立石には3つの大名鳥居があることになります。
立石天満社の鳥居は、
右の柱に「奉再建石鳥居 一宇」
左の柱に「祈武門昌隆子葉繁茂而已 文化八辛未年三月吉辰 豐臣俊隆」